「君は戦略を立てることができるか 視点と考え方を実感する4時間」
学び
戦略策定のプロセス
- 目的を明示する
- 目的を再解釈する
- 資源を探索する
- 資源優勢を確立する
- 文章に書く
- 組織に展開する
特に1,2が重要であることを今回の本を通じて痛感した。上流の設計がブレると、以降にやること全てがピンボケするからである。目的を具体的に、解釈し直せないか(=新な問いに変換できないか)は、これからの業務全てに活かしていきたい
課題を見つけるためには、目的を明確にする
目的を明確にしないと課題を見つけられないということはわかっているつもりだが、目先の表層的な打ち手に走ってしまうことも多いと実感する。課題の解像度を上げるためにも、目的の解像度を上げて、ピンボケしないようにしていきたい。
本質的な課題とは、競合や過去との違いではなく、「達成したい状況(=目的)」と「現状」とのギャップ
本質的な課題を炙り出すためにも、目的と現状を正しく把握したい。目的はビジョナリーで定性的なこともあるが、現状は定量的なデータを持って把握することもできるので、「今の現状をデータを持って裏付けるためにはどのデータが必要か」を常に意識していきたい
目的を記述する時には、以下の2点に気をつける
- 達成したい状況や成功の状態を正確に記述し、達成時に自分達が十分に満足できるかどうかを確認する
- その成功が関係者全員に共通の理解として伝わるようにする
目的がふんわりすると、意識決定の判断軸も意味をなさないものになってしまう。共通認識を取るためにも、常に目的を明示して、何度もコミュニケーションを取れるようにしたい。
目的を立てるためにSMARTを用いる
- specific:具体的である
- measurable:測定可能である
- Achievable:達成可能である
- Relevant:関連性がある
- Time – bound:時間制限がある
smartの法則は有名であるが、実務ではあまり意識をしていなかった。本記事に何度も記載があるが、目的を具体的に明確にするために、smartの法則に沿って現時点の目的は明確で共通認識が取れるか?を常に自問自答していきたい。

目的の再解釈を促す質問として以下の質問を実行する
- このPJは期間内に目的が達成されました。どのように達成されたでしょうか?
- シェアが1位となったということは、どのような市場状況が生まれたのか?
- 売上目標を達成したということは、どのようなユーザーの支持を得て、どのような商品構成だったのか?
- 私たちがその山に登頂できたということは、どのルートを通ったのか?
2の目標を再解釈するを達成するために考えたいフレームワークである。
PJの際に、事前検死(プレモーテム)という、「失敗する際にはどのように失敗するか?」をいうことを事前に考えるフレームワークもあるが、一緒に活用していきたい。
目的の再解釈によって、単位が変わることがあるが、目的がより具体的に理解でき、実行しやすくなることである(売上額が顧客数や使用回数になること)
KPIツリーをブレイクダウンする際に上流のKPIの単位だと腹落ち・イメージしにくいこともあるが、単位(メトリクス)を変換することで急にイメージできることがある。
SEO施策の場合だと、以下のようにブレイクダウンすることができる。
- 資料ダウンロード数(CV数)
- 資料ダウンロードのCTAのクリック数
- 記事のセッション数
- 記事の検索結果におけるインプレッション数
- 各記事の検索順位
- サイトにおける記事の本数
プロフェッショナルとは、「異なる単位を乗り越えるスキルを持つ人」と見ることができる
- 売り上げが足りない時に、商品の2%の値下げや人員の増加を実現することができる
1つ上の内容と類似するが、単位(メトリクス)を変換することができる人が、成果を残せる人だということ再認識できた。抽象←→具体を行き来できる思考法を常に持っておきたい
資源の中でも「ヒト」はすべての資源に対して「係数」として機能することが特徴である
資源として、ヒト・カネ・モノ・情報と言われるが、その中でも「ヒト」はすべての資源に対して、レバレッジをかけられるという点では、最も重要である。そのため、自分自身、すべての資源に対してレバレッジをかけられるように意していきたい。
勝利する側は多くの資源を使うことができた側
戦略が、「制限された資源の中で、目的を達成する」ために必要であるので、制限された資源を最大限活用できたか?制限されている中でも追加で活用できる資源はないのか?を常に考えていきたい
目的と資源を文章化するためのテンプレート
- 「いつ」までに、「収益目標」を達成するために、「再解釈した目的」を実現するべく、活用すべき優勢な資源」に集中・注力する
- 「年度末」までに、「売上10億円」を達成するために、「既存の愛用者に似た新規顧客を1万人増加」するべく「愛用者の高い満足度を再現するブランド体験をターゲットの3万人に提供」する
戦略の共通認識を取るために、活用していきたいテンプレート。どのような戦略をとっているのかを組織浸透させるためにも言語化していきたい。
まとめ
「戦略」という抽象的でありビックワードであり、さまざまな解釈ができるものを非常にわかりやすく学ぶことができた。文章もとても読みやすいので、とてもおすすめである。