イシューから始めよ(安宅和人)
引用と学び
「解の質」を上げるのではなく「問いの質」を上げる
「マーケティング施策」を考える際に、ジャストアイデアや突飛な施策を取り入れたくなるが、これは「解の質」にフォーカスしている状態。
- 「どの問題を解かないといけないのか?」
- 「その問題は解けるのか?」
- 「この問題を解くための必要条件・十分条件は何か?」
上記のような「答えを出す必要性がある問題」に落とし込むために、「問いの質」を上げられるようにしたい

「何に答えを出す必要があるか」という議論を始め、「そのためには何を明らかにする必要があるのか」というフローで分析の設計をする
答えを出すまでのプロセス・段取りを設計することで業務の生産性がここまで上がるんだなと強く感じた。
意思決定のために何が重要な軸になるのか?という視点で物事を考え、それを判断できるデータ収集・分析をするなどアウトプットから逆算したアクション設計をすること。とりあえずやるのではなく、アウトプットを出した際の上司のFBは何か?それに打ち返すためのデータは何か?を考えて仕事するだけでも周囲からの信頼を勝ち取れるので非常に重要である。
- イシューは言語化をする
- チームで共通認識を取るため
- どのようにイシューを捉えているか / 何をはっきりさせるか明確にするため
個人で「とくべき問題 = イシュー」が明確になっていても、チームや組織で共有がされていないと、コミュニケーションのすれ違いや認識の齟齬による切り戻し等が発生するので、明示化しておく。イシューに限らず、言った言わないのような水掛け論にならないように、テキストに落とし込んでおくことは仕事上でとても重要。
「仮説が正しいとするとどんな論理と分析によって検証できるか」と逆算して答える
仮説が正しいとするとどのような要素やデータが必要になるかをはっきりとさせる。
「持っている手札の数」と「自分の技となっている手法の豊かさ」がバリューを生み出す人としての資質に直接関わる
人はインプット以上のアウトプットは出ないし、アウトプットすることでアウトプットそのものの質も上がるので、常にインプットの引き出しを増やし続ける・インプットしたものを必ずアウトプットすることで、アウトプット自体の質を上げていくことを大切にしていきたい。
- 基本課題
課題解決の対象(事業、地域ほか)に対し、十分なインパクトを生み出すために何が解決されなければならないか。すっと書けそうに思うかもしれないが、実際には次の項目以降を整理した上でないとはっきりさせられないことが多い。ここで、先ほど述べたギャップフィル型かビジョン設定型なのかの見極めも必要になる。
- 課題の背景
なぜ今、この課題を検討しているのか。いわゆる文脈や背景だ。これなしで始める議論は空虚になりがちであり、主語が変わっても成り立つような一般的すぎるものになりがちだ。
- 成功の要件
このプロジェクトは何がどうなったら成功したことになるのか、このフェーズは何がどこまでいけばまずまず目標を達成したと言えるのか。これがなければさまよい始めて着地できなくなる。大きなプロジェクトにおいてフェーズやチャンチャンクを刻むというのはまさにこれをやっていることが多いが、これは全体としてもしっかりと考える必要がある。
- 解の検討範囲
そのようなことを検討してもしょうがない、ここまでで考えるという領域が多くの場合あるものだ。たとえば事業戦略において他社との合弁は考えないなどだ。これをプロジェクト開始前に理解しておくことはとても大切だ。
- 制約条件
時間、空間、リソースなど制約条件のないプロジェクトは稀だ。こんなものがあるからと思わずにむしろ歓迎する姿勢が必要だ。建築家の友人は「制約条件がない建物は考えようがない」ともいう。むしろ、それらがヒントにならないか、と思う姿勢が大切だ。
- 意思決定者
どのようなプロジェクトでも判断のガイドライン(例:成功の要件)とは別に重要な舵切りの判断、成功状態を判断する人が具体的にいるものだ。一人とは限らないが、誰が意思決定をし、誰が大きな壁となるのかはしっかりと見極めておく必要がある。あるからと思わずにむしろ歓迎する姿勢が必要だ。建築家の友人は「制約条件がない建物は考えようがない」ともいう。むしろ、それらがヒントにならないか、と思う姿勢が大切だ。
上記はプロジェクトや施策・起案時のテンプレートに直接利用をしていきたいと思った。
課題部分はもちろんだが、検討範囲や制約条件もおさえておくことでPJの生産性が大きく変わるんだなと感じている。
まとめ
個人的に読むべきビジネス書の3本指には入るので定期的に読み直して、初心に立ち戻れるようにしていきたい。
是非読んでください!!